投資家の間でインド株が話題になっています。そんな中、楽天証券から新たなインド株のインデックスファンド「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」が登場するとの情報がありました。
中身はいかがなるものか。届け出されている有価証券届出書を基にご紹介します。
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドの基本情報は以下の通りです。
ファンド名 | 楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド |
ベンチマーク | Nifty50指数(配当込み) |
新NISA対象口座 | 成長投資枠 |
信託報酬 | 年0.308%(税込) |
運用会社 | 楽天投信投資顧問株式会社 |
設定日 | 2024年4月5日 |
連動指数はNifty50指数
連動指数はインド株でメジャーな指数のNifty50指数です。
Nifty50はインドのナショナル証券取引所に上場している銘柄のうち、時価総額や流動性などの基準を基に選定された50銘柄を用いて定められた指数です。日本でいう日経平均くらいインドではメジャーな指標と考えていいと思います。
Trading View
構成銘柄は銀行系が多い
大和アセットマネジメント
SBI-SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドがベンチマークとするS&P BSE SENSEXインデックスも同様ですが、インド株ファンドのウエイトを占めるのは銀行系の金融銘柄です。
金融銘柄は景気敏感株でややボラティリティは高い傾向にありますので、リスクは他の業種と比べてリスクは高めです。
【ここがキモ!】信託報酬が最安クラス!
楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドの最大のメリットは信託報酬の安さでしょうか。様々なインド株ファンドが登場していますが、2024年3月16日現在、本ファンドが信託報酬は最安クラスです。
同じベンチマークに連動を目指すiFreeNEXTインド株インデックス、異なるベンチマークへ連動を目指すSBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドの2つが有名かと思いますが、この二つと比較しても圧倒的です。この先他のファンドが追随することは想像できますが、手数料で決めるなら本ファンドが最適でしょう。
SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドに関しては過去の記事で紹介してるので是非^^
まとめ
インド株は成長性が期待されていますが、まだ新興国の側面があり、オルカンやS&P500に比べて成長の安定性が不安定なのは間違いないと思います。
メインとして投資するにはリスクが高い気はしますが、サテライトで成長性のある新興国に投資したいと考えるなら検討の候補になるかなと思います(オルカンにもインド株は含まれているので、それでいいという方は検討する必要はないかなと思います)。
自身のリスク許容度を考慮して投資するかご検討ください^^
今回の記事は2024年3月12日に届け出のあった有価証券届出書を基に作成しています。実際のファンドと異なる面が出てくる可能性も否定できないので、登場した際はしっかり確認して投資しましょう^^