新NISAが話題に上がることが多くなりました。何に投資しているか聞くと多くは
S&P500!、オルカン!
という意見が多く、主に世界の中心ともいえるアメリカに投資する人が大半を占めている印象です。
一方で投資家間で注目を浴びている国があり、それがインドです。そこで、インドに投資できるファンドをいくつか紹介しながら掘り下げていきます。
なぜインドが注目?
インドが注目される理由は約14億人の人口の多さと、若手の人数が豊かであるということです。つまり働き手が多いからこの先発展しやすいでしょうという期待から注目を浴びています。また、インドのGDP成長率も先進国に引けを取らない素晴らしい成長を遂げており、これからも注目されることでしょう。
(引用:サクッとシリーズ)
その流れを汲み取る証券会社も数社あり、投資信託の商品も数は少ないですが登場してきています。
~運用中のインド投資信託(信託報酬が低い商品)~
SBI-SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド
他にもいくつかインド株に投資する投資信託はありますが、信託報酬が低く、右肩上がりの商品は上記2つくらいではないかと思います。
インドに投資できる投資信託を見てみよう
インド株投資信託の中身を一度見てみましょう。今回はSBI-SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンドを分析してみます。
名称 | SBI-SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド (愛称:サクっとインド株式) |
ベンチマーク | S&P BSE SENSEX |
信託報酬 | 0.4638%程度 |
純資産総額 | 約325億(2024.2.6現在) |
(引用:SBI-SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド)
サクっとインド株式の総資産額は既に325億を突破しており、勢いがうかがえます。基準価格も右肩上がりで成長しているため、経済発展への期待も考慮するとポートフォリオに組み込むのは全然ありなのではないかなと思います。信託報酬は0.4638%程度と国内のインド株投資信託の中では少し高めの水準です。
ベンチマークS&P BSE SENSEXの構成銘柄のセクター別での割合は金融が約40%と最も多く、続いて情報技術>エネルギー>生活必需品となっています。やや景気敏感株の割合が多いという印象ですが右肩上がりで成長を遂げており、これからも成長を期待できるでしょう。
(引用:サクッとシリーズ)
メインで投資するのはやや危険かもしれない・・・分散するなら選択肢に入る
(引用:サクッとシリーズ)
先ほども少し紹介しましたが、インドの主要ベンチマークS&P BSE SENSEXの構成銘柄の主なセクターは金融です。S&P500やオルカンに投資されている方からするとややハイリスクハイリターンな投資だと思われる方もいるしれません。しかし、成長性もありこれからの期待も大きいため、ポートフォリオに少し組み込むなら全然投資先としてありなのではないかなと思います。
オルカンに投資されている方は、オルカン自体にインド銘柄は2%に満たない程度ですが構成に組み込まれています。もう少しインドに投資したいとお考えながら検討の余地はあるでしょう。
(引用:オルカン月報)
まとめ:持論です
インド投資信託をかるく紹介しましたが、私個人の考えは「投資しても良いがメインにはならないかな」です。
確かにこれまでの成長性を加味するとこれからかなり成長が期待できる国であることは間違いないと思いますが、セクターがやや景気敏感なところ、爆発力はある一方でリスクもそれなりにある国であることは間違いないという点から、メインはオルカンやS&P500に投資して、分散の意味も込めてインドに投資するくらいの距離感が良いのではないかなと個人的に思います。