2023年12月から立て続けに登場しているSBIアセットマネジメントのSBI高配当ファンドシリーズ(年4回決算型)。新NISAでも取り扱いされているファンドもあるため、高配当株投資が初心者にも取り扱いやすくなることが期待されます。そこで、SBI高配当ファンドを組み込んだポートフォリオを考察します。
SBI高配当ファンドだけで主要国に投資できる?
SBI証券の高配当ファンド(年4回決算型)のリリース情報を読んだときにふと思いました。
「高配当版オルカンっぽいの作れるんじゃないか?」と。
2024年2月4日現在
SBI-SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)
SBI-SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算)
が既に運用が開始されています。
また2月13日にSBI欧州高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)が募集、28日より運用が開始することが発表されています。
ファンド名 | SBI-SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型) | SBI-SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型) | SBI欧州高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型) |
投資先 | 日本 | 米国(北米) | 欧州 |
信託報酬 | 0.099% | 0.1238%程度 | 0.099% |
配当利回り | 約4.5% | 約3.14% | 約6.12% |
配当月 | 1.4.7.10月 | 2.5.8.11月 | 3.6.9.12月 |
投資銘柄数 | 約30(開始時) | 約450 | 約30(開始時) |
上記にSBI高配当ファンドをまとめました。SBI欧州高配当ファンドは募集・運用前なのでわかっているデータのみ載せています。これらのファンドは配当月がそれぞれ異なるため、これらを3つ買い付けすることで毎月配当金が受け取ることができます。しかし、まだ運用開始された&これからのファンドなので、これからの運用実績はしっかり確認しておく必要があります。
リバランスは必要か。
SBI-SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)は本家VYMに似て投資銘柄数が多く、リスク分散が効いているように思います。
しかし、SBI-SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)は約30銘柄とやや少なめです。さらに、運用前に公表された運用予定ポートフォリオを見るとやや景気敏感株が多い印象です。ですので、当ファンドを運用しつつ、個別株や、1489(NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信)等を検討し、分散を効かせたほうがいいように今のところ思います。
SBI欧州高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)はこれから情報が出てくるかと思いますので、要チェックです。
まとめ
SBI高配当ファンドはまだまだこれからのファンドですが、新NISAの影響もあり、出だしは好調に推移している印象です。後々新NISA成長投資枠に投資ができるようになるかと考えられますので、ポートフォリオに組み込むか検討してみてはどうでしょうか。
私個人は成長投資枠は高配当株投資を考えていますが、SBI高配当ファンドはポートフォリオに組み込むのはアリな気はしています。ただ、他のファンドや個別株も追加で買い付けするならって感じです。勿論未来のことは誰にもわからないので、もう少し分散(特に日本株)させたい印象を受けました。
新NISAは投資です。投資は自己責任の世界なので、参考程度に読んでいただけたら幸いです。