三菱UFJアセットマネジメント株式会社から2024年2月22日にeMAXIS インド株式インデックスを新たに運用を開始することが発表になりました。SBIアセットマネジメント、大和アセットマネジメントから既に良い投資信託は登場していますが、この商品はどうなのか考察します。
結論として、インド株ファンド検討しているなら是非とも組み入れたい といえます。
2024年2月13日現在、楽天証券とマネックス証券で投資可能予定です。(SBI証券はこれからでしょうか。)
インドへ投資するメリットと期待される展望は過去の記事でまとめているので合わせてご覧ください。
基本情報
eMAXIS インド株式インデックスの基本情報をまとめます。
名称 | eMAXIS インド株式インデックス | iFreeNEXT インド株インデックス | SBI-SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド |
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント | 大和アセットマネジメント | SBIアセットマネジメント |
ベンチマーク | Nifty50 | Nifty50 | S&P BSE SENSEX |
信託報酬 | 0.44~0.418% | 0.473% | 0.4638% |
総資産額 | N.D. | 約870億円 | 約330億円 |
設定日 | 2024.2.22 | 2023.3.13 | 2023.9.22 |
現在運用されている投資信託の中で信託報酬が最安クラスなのがまず嬉しいところです。また、純資産額に応じて信託報酬が0.418%まで下がるとされているので、人気が出てくればさらに運用しやすくなります(信頼あるeMAXISシリーズなので期待は大きい)。
(引用:Fund Letter iFreeNEXT インド株インデックス)
指数は代表的なNifty50です。構成銘柄は50銘柄で構成されています。他インドの指標と均衡していますが、パフォーマンスは少し成績が良いくらいでしょうか。SBIのS&P BSE SENSEXと特に大きな差はないと言って大丈夫でしょう。
構成銘柄は銀行系に偏っているのでやや景気に敏感な印象。上昇するときの爆発力は素晴らしいですが、逆に暴落するときの勢いもすごいかもしれませんので注意しましょう。
銀行系銘柄が多いのは新興国投資でよくみられる構成ですね。
ポートフォリオに組み込むか:メインには厳しいが・・・
インドに投資する商品としては手数料も最安値ですし、連動指数も申し分ない、eMAXISのシリーズ(slimではないですが)の実力を加味してポートフォリオに組み込むのはアリかなと思います。
しかし、構成銘柄等を考慮すると、メインでポートフォリオを構成するのはややリスクが高いかなと思います。ですので、メインはオルカンやS&P500等で、少しインド株ファンドを足すくらいがちょうどいいかもしれません。オルカンに関して言えば数%インド株も入っていますので、それで満足という方は敢えて購入しなくてもいいような気がします。
オルカン買っていてこれからのインドに期待したい!、今はもってないけど興味があるという方にはとてもいい商品かと思いますので、一度自身のポートフォリオと相談してみてください。