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外貨建MMFってなに?投資するメリットデメリット考えてみた。

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 外貨建MMF(Money Market Fund)は米ドルなどの外貨で運用する外貨建の投資信託です。近年外貨建MMFの年率が良いと話題なので投資するメリットデメリットに関して調べてみました。見ていただいた方へ参考になれば幸いです。

外貨建MMFとは?

  外貨建MMFは外国の優良企業の社債や国債等を投資対象とし運用する投資信託です。

 ”外貨建”とあるように優良な投資対象に外貨で投資する商品です。格付け高い投資対象に投資を行うので元本割れのリスクを抑えて投資を行える一方でデメリットも存在するので確認していきましょう。

外貨建MMFに投資するメリットとデメリット

メリット

  1. 利回りが良い。運用利益も再投資可能で複利効果が望める。
  2. 低コストからスタート可能→1000円程度から投資可能
  3. 元本割れリスクを抑えつつ、確実に利息を受け取ることができる。
  4. 売買手数料がかからない。
  5. 流動性が高い→いつでも売却&解約可能
  6. 税金が有利→外国税10%が非課税。株式との損益通算が可能

 外貨建MMFは格付けの高い社債や国債のような元本保証ではないものの、手堅い投資対象のみに絞られているため、株式などに比べてリスクが抑えられていることが特徴です。現状利回りが高いので、リスクを抑えつつ好利回りで運用できるのは魅力的ですよね。その利回り分をさらに再投資すれば複利効果も期待できます。

(引用:SBI証券

 また、外貨建なので為替が関わってきます。外貨建MMFは購入時&売却時に為替レートを確認することができるため、為替リスクを考慮して運用ができると言えます。ただ、為替変動に伴う元本割れリスクは常にあるので、気になる方は他の投資を検討した方がいいでしょう。

一方で外貨建MMFのデメリットはこちら

<デメリット>

  1. 信託報酬がかかる
  2. 安全性が高いが、元本保証ではない
  3. 為替手数料がかかる
  4. 信用リスク、金利リスク、為替リスクがある

 外貨建MMFに投資する際、円を外貨に両替するため為替手数料が発生します。主要ネット銀行(例:SBI証券)では1米ドルあたり25銭かかります。

 また、外貨MMFは投資信託に分類されるため、信託報酬を支払う必要があります。例えばSBI証券で取引されているブラックロック・スーパー・マネー・マーケット・ファンド(米ドル)では年率0.5%(上限)程度です。オルカンやS&P500に連動する投資信託と比較すると少し高いと感じるかもしれませんね。

外貨MMFでお金を働かせながらタイミングを待つ

 外貨建MMFは外貨で受け取った配当金や、しばらく運用予定のない外貨余剰資金を出番まで投資させておく投資先として優れている印象です。最近はインデックス投資とは別に好利回りの高配当外国株式ETFも流行しています。投資をしていると、「配当金は受け取ったはいいが、株高であまり投資したくない」と感じる場面も多いと思います。その時に、預金ではなくMMFに一旦預けて投資に回して必要な時に売却して運用に回すくらいの距離感が良いのではないでしょうか。

 また、外貨MMFは短期で利益を狙う投資ではありません。短期で利益を狙いたいのであればFX等他にいい投資手法は存在します。

 トータルで見ると、低コストで元本割れリスクは低く、好利回りが期待できる投資方法ですので、気になる方は是非とも一度検討してみてはいかがでしょうか。