株式投資を行うときは証券口座が必要です。今はネット証券が主流で多くの証券会社が存在しますがどこが良いのか悩んでる方いらっしゃるかと思います。
一つに絞り切れない場合は複数口座を持つというのも選択肢の一つです。
そこで今回は複数証券口座を開設するメリットとデメリットをご紹介します。
証券会社それぞれ特徴あるから自分の投資スタイルに合う選択をしよう!
複数口座開設するメリットとデメリット
メリット①金融商品の選択肢が増える
証券会社によって取り扱っている商品が異なります。そのため複数の証券口座を開設すれば、その分投資の選択幅が広がります。
それぞれの証券会社で得意とする分野が異なるため、何に投資がしたいか検討してから証券口座を選別していくといいと思います。
メリット②各証券会社の投資情報を得ることができる
楽天証券の「トウシル」やSBI証券の「投資情報メディア」等各々独自の情報サービスを無料で展開しています。証券口座が多くなるとその分情報量も多くなるので、新しい情報を素早く手に入れることができます。
また、独自なサービス(ツールやセミナー等)を展開しているので、気になるものがあればそれ目的で解説するのも一つかもしれません。
メリット③IPO株当選率が上がる
IPO株とは新規上場株のことで、未上場だった企業が新たに発行&売出する株のことで、人気の商品です。
IPO株は証券口座に申し込みし、抽選に当選すれば購入可能なので、誰もが購入できるものではありません。
複数口座を持つことで、IPO株に申し込める口数が挙げることができるため(各証券会社ごとに申し込み可能)当選確率を上げることができます。
デメリット①確定申告が必要になる場合がる
1社の証券口座を使用する場合、特定口座(源泉徴収あり)を使用していれば、証券会社が損益通算・源泉徴収をしてくれるので問題ありませんが、
複数の証券口座で投資している際、A口座で利益が出ているが、他社のB口座で損失が出ている場合、確定申告しないと損益通算できず、無駄に税金を支払う必要が出てくる可能性があり損する可能性があるので注意が必要です。
デメリット②資金&証券口座の管理が煩雑になる
複数の証券口座を開設することで資産が分散するので資金管理がやや煩雑になります。
改善策として、マネーフォワードのような家計簿アプリやカビュウの様な資産管理アプリを活用することで改善は可能です。
複数口座開設する上での注意点
NISA口座は1人1口座まで
証券口座は複数開設可能ですが、NISA口座は1人1口座までと決められていますので、どこで開設するかはしっかり検討する必要があります。
後から別の証券会社に移管することも可能ですが、手続きがやや面倒なのでオススメできません。
特定口座、一般口座は証券口座の数だけ開設することが可能です。
目的に合わせて証券口座を検討しよう
例えばIPO株投資をメインにしたいならSBI証券とマネックス証券がオススメです。
SBI証券はネット証券最大手で迷ったらとりあえずSBI証券で良いと言い切れるくらいの規模間と信頼性です。
SBI証券では配分予定数量の60%は公正な抽選で、10%は取引状況などをふまえて会社が配分先を決定します。残りの30%は、過去の落選回数が多い人に優先的に配分されます。
一方マネックス証券規模がSBI証券に劣るものの、IPO株の配分予定数量を100%抽選で配分先を決定するため、これまでの実績関係なく平等に配分されます。初心者の方でも玄人相手に同じ土俵で戦うことが可能です。
このように目的によって適した証券会社が変わってきます。些細なことに思えるかもしれませんが、投資で有利に働くことがあるので色んな証券会社を検討してみてください。