2024年3月22日三井住友カード&SBI証券から、投資信託のクレカ積立還元率改悪のお知らせがありました。SBI証券で三井住友カードを使って投資信託購入している方も多いはず。
今回は、発表の詳細と今後どうすべきかを考えます。
なかなかインパクトのある発表です。しっかり内容を確認していきましょう
三井住友カードからのカード積立改悪のお知らせ
3月22日三井住友カードからは発表がありました。
「三井住友カード つみたて投資」の積立設定可能額の改定
三井住友カード
まずは三井住友カードでつみたて投資できる設定可能額が上限5→10万円/月になりますよ、という内容です。これは良い改定ですよね^^
しかし・・・
ポイント付与率について
三井住友カード
大きな改悪はこちらで、ユーザー数が多いカード券種を取り上げると以下のように変更されます。
カード券種 | 改定前 | 改定後 |
Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード 三井住友カード プラチナプリファード | 5.0% | 最大3.0% |
Oliveフレキシブルペイ ゴールド 三井住友カード ゴールド(NL) Visa/Mastercard | 1.0% | 最大1.0% |
三井住友カード(NL) | 0.5% | 最大0.5% |
改定後に「最大」というワードがポイントで、改定後はカード利用額に応じてクレカ積立の還元率が変更されます。
これまで三井住友カードを「つみたて投資専門カード」として使用していた方が同じ使い方をしていると還元を受ける事ができなくなります。
また、つみたて投資額はカード利用額に含まれないので注意が必要です。
三井住友カードプラチナプリファード
三井住友カード
三井住友プラチナプリファードは一番影響を受けており、今まではカード利用額関係なくクレカ積立分は5%還元を受けることができていました。
しかし、今回からはどれだけ頑張っても上限3%までになりました。
3%還元受けようと思うと500万円以上カード利用が必要ですが、年間500万円も使える方って多くないのではと思ってしまいます・・・。
三井住友カード ゴールド(NL)
パターンA
パターンB
三井住友カード
おそらく一番ユーザー層が厚いと思われる「三井住友ゴールドNL」。
三井住友ゴールドNLはカード加入日が2023年9月30日以前(パターンB)かそれ以降(パターンB)でポイント付与率が変わりますので注意が必要です。
パターンAの2年目以降及びパターンBに該当する方は、これまで通り1%還元を受けたい方は、毎年100万円修行を継続する必要があります。
100万円修行が達成可能な方は、設定額増額分だけ恩恵を受けることは可能です。
三井住友カードNL
三井住友カード
改定は2024年11月1日(金)買付分~
ポイント付与率の変更は2024年11月1日(金)買付分、すなわち、2024年10月10日(木)積立設定締切分以降とされています。
それまでの期間は、キャンペーンという形ですが、積立設定可能額が月10万円に変更されてもこれまで通りの還元を受けることが可能です。
まだ猶予は残されているので、日頃の支出を確認し、どのクレジットカードでクレカ積立を続けるかしっかり検討する必要があります。
まとめ
すべてのカードでクレカ積立の還元が条件付きになったので実質改悪色強めの発表です。
個人的に一番コスパが良いと思ったのはやはり三井住友カードゴールドNLです。
これまで通りの還元率を受けようと思えば100万円修行を続ける必要がありますが、それが可能であれば、つみたて設定可能額5→10万になった恩恵を受けることができます。
SBI証券でつみたて投資している方は大きな分岐点となる発表ですが、まだ猶予はあるのでゆっくり考えて納得いく選択をしてくださいね^^
【オススメ書籍】