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【株価急落に備える】株価が急落したときに考えるべきこと

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 2024年3月11日の東京市場では日経平均株価は38820.49円で取引を終了し、一時1200円に迫る急落となりました。

 NISA始めて間もない人などで「大損してしまった」等色々心配される方もいらっしゃるかもしれません。今回は株価が急落した場合の対処法を考察します。

YOUKi.

指数が下落したときに評価額見てビックリすると思うけどまずは深呼吸して落ち着くことが大切です。

株価の変動ってなぜ起こるのか?

 株価は、株を買いたい人・売りたい人がどれくらいいるか、すなわり需要と供給の関係で成り立っています。株を買いたい人が多ければ上昇しますし、売りたい人が多ければ下落するって感じですね。

 株価を動かす原因として様々あり、大きく分けて「発行する企業事情が関係するもの」「その他の要因が関係するもの」に分けられます。

発行する企業事情が関係するもの企業の実績、新商品の開発、株式分割、研究結果等
その他の要因が関係するもの景気、金利、為替、政策、国際情勢など

株価が急落したときの対処法

 株価が急落して資産が減ってしまった!って時そうすればいいか。結論から言うと投資者のリスク許容度・投資手法によって対応が異なります。

淡々と買い増しする

 株価が下落したということは「安く買えるチャンス」ともいえるため、下落は一時的なものだまだ上昇トレンドが継続していると考えるなら買い増すのもアリです。界隈では「ナンピン買い」と言われる手法ですが、そのままずるずる下落するリスクもあるので慎重に行う必要があります。

すぐに売却して損失を抑える(損切り)

 自分がシミュレーションした株価の変動ではない場合原因を分析が必要にある場合があります。

 分析した結果、株価の下落が止まりそうにない(業績の不振が続いている等)、株価が戻りそうにないと判断した場合、損切りして損失を最低限に抑える選択肢があります。頻繁に売買を繰り返すトレードスタイルの方にとっては特に重要な考え方です。

インデックス投資前提なら気にせず定期的に買い増す

 NISAでインデックス投資を行ってる方にとっては、下落はメリットと捉えることもできます。

インデックス投資では「ドルコスト平均法に則り短期の変動は気にせずコツコツ買い増す」のがセオリーです。

SBI証券

 リターンは高くはない一方、リスクを抑えて長期の右肩上がりのトレンドに乗ることを目的にしているため、短期一時的な下落は「同じ積立額で多く買うことができた」と考えることができます。

暴落は数年に一度くる

大和ネクスト銀行

 今回の日経平均の下落率でいうとおよそ-2%前後になります。なかなかの下落率なのは間違いないかと思いますが、過去の歴史を振り返ると数年に一度は遥かに上回る大暴落を迎えています。

 直近では2020年のコロナショック。なんと-30%も下落する大暴落でした。資産が30%も一気に失うと考えると冷静ではいられませんよね。しかし、日経平均は長い年月を経て先日バブル期を上回るところまで回復しました。

 投資する上で忘れていけないのは、株価は上昇、下落一直線ではなく、上昇・下落を繰り返しながら長期の大きなトレンドを形成しているということです。

まとめ:投資戦略は事前に考えておく

 投資はかならず利益が伴う資産形成方法ではありません。指数が変動する以上損失が出ることももちろんあります。

 そんな時にどのように対応するべきかは投資スタイルによって変わってくるかと思いますので、自身のリスク許容度を理解したうえで事前に戦略を練っておく(株式だけでなく現物や債券でリスクヘッジを用意する等)ことが大切だと思います。