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バリュー平均法ってなに?ドルコスト平均法との違いは?メリットとデメリット紹介

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 突然ですが「バリュー平均法」ってご存知でしょうか。インデックス投資の手法の一種で、おなじみドルコスト平均法とは似ているようで違った特徴を持つ比較的新しい投資方法です。

 今回はバリュー平均法のメリットとデメリット、ドルコスト平均法との違いについて紹介します。

バリュー平均法とは

 バリュー平均法は、投資対象と最終目標金額&達成期間(例えば10年で1000万等)をあらかじめ設定します。そこから毎月いくら積立すればいいか算出し、変動する相場に対応しながら、毎月目標額に達するようにコツコツ買い付けしていく手法です

 例えば、ある投資タイミングで評価額が目標額を上回った場合、超過分を売却して目標額に調整し、利益確定分は次回以降の投資に充てます。

 逆にある投資タイミングで評価額が目標額を下回った場合、予定していた積立額に加えて、下回った額を追加で投資し、目標額に調整します。

YOUKi.

ありえない利回りだけど、イメージはこんな感じだよ。

①100000円スタート

②の投資タイミングの目標額200000円に対し実際の評価額は150000円。50000円不足しているので50000円追加で投資

③の投資タイミングの目標額300000円に対し実際の評価額は350000円。50000円超過しているので50000円利確して次回以降の投資資金として。

メリット

目標額を必ず達成できる

 バリュー平均法は理論上必ず目標額を達成できます。投資開始~終了までの各投資タイミングの目標額を必ず達成できるように調整していくため、最終的に目標額は達成できるというわけです。

平均取得単価を下げることが可能

 バリュー平均法は各投資タイミングの目標額を評価額が超過した場合は超過分を売却し、評価額が目標額を下回った場合、計画していた投資額に加えて下落した分だけ多く購入することになります。結果的に毎月一定額買付するドルコスト平均法に比べて下落時の買付量が増やせるので平均取得単価を下げることが可能になります。

デメリット

ドルコスト平均法に比べて手間がかかる

 毎月評価額気にせず一定額を買付し続けるドルコスト平均法に比べて、都度投資額を決定しないといけないバリュー平均法の方が手間がかかります

 また、投資手法の都合上完全自動化は難しい為、自分で投資タイミングをしっかり管理できる方に向いている投資方法であると言えます。

急激な下落で投資資金額が大きくなる可能性がある

 バリュー平均法は各投資タイミングでの目標金額が決まっている為、評価額が大きく下落した時や、下落トレンドが長期に及ぶ場合、下落した分追加投資額が大きくなります。目標金額からの乖離が大きくなればなるほど追加投資額が大きくなるため、ある程度の余裕を見込んで行わないと、計画通りに投資ができない可能性があります。

まとめ:ドルコスト平均法とどっちがいい?

 ではドルコスト平均法とバリュー平均法どっちがいいのか…一般受けするのはドルコスト平均法だと思います。

語弊があるかもしれませんが、一度積立設定をして、あとは放置するだけで毎月勝手につみたて投資してくれる点は大きいと思います。投資を本職にしている方も多くないと思いますので尚更です。

 一方バリュー平均法は毎月コンスタントに投資に向き合える方にお勧めです。手動で長期投資を行っていくので、最初に設定した目標金額まであきらめない精神が必要ですね。

結果としてドルコスト平均法より平均取得単価を下げれることが期待できるので、興味がある方は是非一度検討してみてください^^