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【バブル期最高値更新!】日経平均株価が歴代最高値を更新した要因を考えてみた。

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 2024年2月22日(猫の日らしいです)、日経平均株価は3万9098円68銭で市場は引きとなり、1989年12月29日につけた3万8915円87銭を更新しました。ここまで伸びた背景は何があるのか、この株高をどう見るべきか自論ですが考察したのでご紹介します。

YOUKi.

バブル期以来の最高値更新で、ニュースでも報じられましたね

日経平均株価上昇した背景に何があった?

アメリカの株価が後押し

 NYダウやナスダック等のNY市場の主要指標が右肩上がりで成長を続けています。

2月22日の日経平均の上昇が典型例かと思いますが、2月21日(現地時間)にアメリカの半導体大手NVIDIA(エヌビディア)の決算がアナリストの予想を大きく上回った為、日本株でも半導体関連の株が大きく株価を伸ばしました。このようにアメリカの成長に相関して日本の関連株も上昇するという考えができます。

金融緩和の維持&円安が進んでいる

 2024年2月22日現在ドル円は1ドル=150円台を行き来しています。

 円安に伴い、輸出関連企業(自動車や機械など)の株価が押し上げられています。日本製品は昔から品質が良いと言われており海外でも人気ですから、円安進行で海外では低価格で日本製品が販売できるわけですから、輸出企業の利益が上がるのは想像できるでしょう。

 また、日本は依然として金融緩和を維持している点も一つの要因だと言われています。

中国株から資金が流入している可能性

 アナリストの中では投資家が中国へ投資していた資金を日本に移しているという意見もあります。

 要因として中国の不動産業の低迷で景気が減速していると考えられています。中国では不動産業がGDPの1/4を占めていると言われています。ゼロコロナ政策や恒大グループの破産など色々原因は言われていますが、中国の景気減退に不安を覚えた投資家が中国から撤退し、日本に資金を移しているというわけです。

YOUKi.

オルカン指標のMSCIでも中国株の大幅な除外がありましたね。

オルカン連動指数MSCIの銘柄入れ替えが行われるので調べてみた。

新NISAにより個人投資家の参入が増えた

 2024年1月から新NISAスタートをきっかけに投資を始めた方も多いと思います。主にオルカン(日本株も含まれていますが)やS&P500が主ですが、日本株式で高配当株投資も盛んに行われるようになったため、相関して市場に流れる資金も増加していることも一つの要因だと考えられます。

バブル期再来にはならない株高だと思う理由

 バブル期と言えば株価上昇・賃金・円高等で生活水準は世界的に見ても高いイメージだと思います(クラブでひらひらの扇子振りながら踊ってるようなイメージ)。

 一方現在は株価は上昇しましたが、賃金は上がらない(寧ろ下がっている人も、円安が進行しているという対照的な状況でおまけに物価高です。私自身バブル期を経験していないのでわかりませんが、イメージしているバブル期の生活水準とは程遠いのかなという印象です。

 日本の成長というより、海外から資金が流れた結果株価更新に繋がったんじゃないかなと思ったりします。

 ただ結果として株価は更新したので喜ばしいことには変わりないことなので素直に喜びたいと思います。これからの株価の上昇に相関して日本も成長してほしいですね。