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【高配当株×REITの組み合わせ】上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)を紹介

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 日本高配当株ETFも種類が増えてきました。今回は少し変わり種で、ひとつのETFで株とREITを一緒に投資ができる

上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)

を紹介します。REITも組み込む是非は如何に・・・。

YOUKi.

上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)少し名前が長いので、「東証配当フォーカス100」と略させていただきます。

東証配当フォーカス100ってどんなETF?

 東証配当フォーカス100東証配当フォーカス100指数に連動を目指すETFです。

 この指標は、時価総額および予想配当利回りに着目して選定された100銘柄(株式90銘柄、REIT10銘柄)を対象としています。10%と少なめではありますが、REITも組み込まれているやや珍しい指標です。それを吉とみるか凶とみるかは意見が分かれるところかもしれません。

 東証配当フォーカス100は、R6.4.11現在、日経平均株価が上昇中ということもあり配当利回りは2.85%と少し下がっていますが、3%前後を推移していますので、まずまずといったところでしょうか。

名称コード1698
銘柄正式名上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)
愛称・略称上場高配当
対象指標東証配当フォーカス100指数
純資産総額41,574百万円
分配金利回り2.85%
信託報酬(年率・税込)0.308%
分配金支払基準日毎年1月、4月、7月、10月の各8日(年4回)

信託報酬は1489と同水準でやや割安

NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信(1589)0.352%
NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信(1489)0.308%
上場インデックスファンド日本高配当(東証配当フォーカス100)(1698)0.308%
 信託報酬は1489と同水準で割安です。オルカンなどの優良な投資信託に比べるとどうしても割高になる(オルカン、S&P500銘柄が安すぎる気はする)傾向にありますが、高配当ETFの中では十分な水準でしょう。

運用パフォーマンスは右肩上がり。規模はまだまだこれから。

日興アセットマネジメント

 東証配当フォーカス100は運用開始して10年ほどのまだまだ若いETFで、純資産総額約400億円程度で規模はまだ小さいです

 しかし、パフォーマンスとしては右肩上がりで成長していますし、今後も成長が期待できるかと思います。

日興アセットマネジメント:マンスリーレポート

 暴落率は株式の部分は日本株ですので、日本株ETFと同じような推移です。ただ、REITが混ざっている分、ややボラティリティが大きくなっている印象です。ここは少し評価が分かれるかもしれません。

分配金は1月、4月、7月、10月の年4回もらえる

 東証配当フォーカス100は分配金が1月、4月、7月、10月の年4回でます。他の月にに分配金が出るETFと組み合わせれば毎月分配金が手に入るポートフォリオも組めそうで面白そうです。

直近4回の配当金推移をまとめました。基準価格、分配金額ともに緩やかに成長しているのでまずまずといったところでしょうか。

決算月1口当たりの基準価格1口当たりの分配金額
2024/04/083,001円61銭23円90銭
2024/01/082,649円01銭22円60銭
2023/10/082,539円33銭19円20銭
2023/07/082,445円98銭20円50銭

構成銘柄はどのようなものがある?

日興アセットマネジメント:マンスリーレポート

 東証配当フォーカス100の株構成で多くを占めるのが銀行セクターです。つまりやや景気敏感株が多めですね。予想配当利回りも銘柄選定で関わるので高くなるのは致し方ないところです。

 上位を占めている銘柄は高配当株投資でよく選択肢になる有名銘柄が多いといった印象です。割合が大きいのは食料品で日本たばこ産業ゴム製品のブリヂストン電気機器のキヤノンです。分散はされていますが、上位3銘柄の構成比が6~7%を占めており、思ったより集中投資している印象です。

まとめ

 東証配当フォーカス100は個人的には投資してみる面白さはありそうな印象です。市場規模はまだまだこれからですが、構成銘柄は日本株の中ではいいものがそろっていますし、分配推移も少しずつ増配傾向です。信託報酬も日本高配当株ETFの中では標準レベルなので長期保有に向いています。

 ここからは自論ですが、他の株ETFと異なりREITも含まれていることもあり、やや銘柄分析が複雑化する恐れがあります(暴落したときに株が原因なのかREITが原因なのか・・・って感じですね)。そのため、もしかしたらやや上級者向けのETFなのかもしれません。

 全体的にレベルが高く、投資の検討に十分入るETFかと思いますので、気になった方は是非ご検討ください^^


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