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オルカン連動指数MSCIの銘柄入れ替えが行われるので調べてみた。

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 新NISAで絶大な人気を誇るeMAXISSlim 全世界株式(オールカントリー:通称オルカン)の連動指数MSCI(Morgan Stanley Capital International)の銘柄見直しが発表されたので調べてみました。入れ替えは2月末の取引終了後に予定されています。

YOUKi.

大切な資産なので、中身(銘柄)の変化を知っておくことも重要です。

MSCIの銘柄入れ替えは定期的に年4回(2月、5月、8月、11月)行われるよ。

日本銘柄は1銘柄採用、8銘柄除外

今回の入れ替えで新規採用銘柄は24銘柄、除外銘柄は101銘柄にすると発表されました。

日本銘柄から新規で採用された銘柄はこちら

銘柄名セクターコード
SCREENホールディングス電気機器7735
 SCREENホールディングスは半導体・液晶製造装置が主力の電気機器メーカーで、ウエハ洗浄装置で世界首位を誇ります。

一方除外された銘柄はこちら

銘柄名セクターコード
住友化学化学4005
ベイカレント・コンサルティングサービス業6532
大和ハウスリート投資法人REIT銘柄一覧8984
コーエーテクモホールディングス情報・通信業3635
コーセー化学4922
王子ホールディングスパルプ・紙3861
オープンハウスグループ不動産業3288
東ソー化学4042
前回の2023年11月の定期入れ替えに引き続き日本銘柄数は純減との結果になりました。

海外株ではインド株が躍進!一方中国株が衰退

 一方で注目を浴びたのが投資家間でも話題のインド株。今回の入れ替えでインド株5銘柄新規採用、除外銘柄はなく、占めるウエイトを17.9⇒18.2%に引き上げられます。新興国株とはいえこれからの成長が見込まれて注目を浴びているインド株ですが本格的に頭角を見せ始めました。この引き上げにより2020年11月の2倍のウエイトを占めることになります。

(引用:Bloomberg

 一方大きく減退するのが中国株。除外銘柄は66銘柄におよび、新規採用は5銘柄にとどまりました。理由として不動産市場の不信感などから中国株の時価総額が減少したことが言われています。

(引用:Bloomberg)

まとめ:大きな変化はないものの、変化を知ることは大切

  今回のMSCIの入れ替えでは、インドの経済成長への期待、中国への不安が顕著に表れました。MSCIを構成する銘柄数は約3000に及ぶので大きな変化はないと思いますが、大切な資産へ投資してるわけですので、株価指数やインデックスファンドの変化、社会情勢の変化等は学んでおかれてはいかがでしょうか。

 今の日経平均は著しく成長しているので、次の入れ替えで日本株のウエイトが増加することを期待したいですね。